2019年6月
このブログの一番最初の攻城記が駿府城でしたので、実に5年ぶりの入城になりました〜
今回は外堀まで歩いてじっくり楽しみました。
さすがに駿府城は広いですなぁ…
中堀の石垣のみごとさに圧倒されてしまいます。
恐らく江戸城に匹敵する規模の石垣だったと思いますね。

なにせ徳川家康が大御所として晩年を過ごした城で、天下普請で建てた城ですから、相当な規模の御殿や天守そして櫓類が囲む城郭だったのでしょう。
それを想像しながら攻城するとすごく楽しい城なんですよね〜

現在残っている水堀は中堀と外堀が一部。
内堀は大半を埋めたれられているので、大抵の方が公園内が本丸だと思っているでしょうが、実は本丸と二の丸が合わさった状態なんですよね。だから広く感じるのかもですね〜
5年前は天守台跡というのが一角にあったのですが、今回は天守台発掘調査中ってことで、まさに調査している状況がリアルに確認できます。

ガイドの方に聞いたところ、平成28年8月から始まった調査ですが3年経っても終わりがみえないとのこと…
なぜなら、秀吉時代の駿府城天守と家康時代の天守が建て替えられた証拠類が出土されたからだとの事です。

大坂城もそうでしたが、秀吉時代のものを壊し、それよりも規模を大きくして再建していたのでしょうね。
それらの調査が完全に終わるまでは天守台再建も進まないとのこと。
とにかく大きな天守でしたらか、終わるのはいつになることでしょうか(笑)
ちなみに家康によって建て替えられた天守も、家康死後約20年後の1635年に焼失となり、それ以後は天守は建てられなかったとの事です。
そして正確な天守設計図が発見されず、天守台までの再建が現実的として進んでいる様です。
次回は天守台が復元されてから攻城してみようかなと思います^^
城名 |
駿府城、府中城、静岡城 |
城郭構造 |
輪郭式平城 |
築城主 |
徳川家康 |
築城年 |
1585年(天正13年) |
遺構 |
石垣、堀 |
指定文化財 |
なし |
再建造物 |
巽櫓、東御門、坤櫓 |
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